モリゴローの雑記帳

英検準1級を目指すアラフィフお父さんのブログ

輪島大士さん

今日、元横綱輪島の輪島大士さんの訃報が飛び込んできました。
横綱輪島といえば、アラフィフの私は小学生の頃に見ていました。
千秋楽の結びの一番に北の湖との対戦が良く組まれていました。
しかもこの勝負で優勝が決まるとか、わくわくさせる要素がてんこ盛りでした。
さらに、水入りの勝負も見られました。これが格好よかった。
お互い死力を尽くしても勝負がつかず、行司が割って入り一旦土俵下へ。
休憩の後もう一度土俵へ上がり、足の位置、腕の位置を確認して、行司が両社の背中をたたき勝負再開。場内に響き渡る大歓声!
見ごたえありましたね。まさに勝負!
そして金色のマワシと黄金の左が象徴でした。
引退・廃業後もプロレスやバラエティ番組でご活躍されていました。
お悔やみ申し上げます。

それにしても、70歳とは早すぎる。千代の富士が61歳没。北の湖が62歳没。隆の里は59歳没。貴ノ花は55歳没・・・と力士の寿命は短めですが、それにしても55歳って・・・私だとあと5年もありません。あと5回正月を迎えることなく死んでしまうとしたら・・・と考えると恐怖を感じます。

不定詞の〇〇用法

以前に子供の塾の英語の宿題を手伝っていたら、不定詞の単元でこんな問題がありました。

問題 次の文の下線部と同じ用法の不定詞を含む文をア~エから一つ選びなさい。
 There are a lot of places to visit in Kyoto.
 ア I want to be a tennis player in the future.
 イ    I went to Kyoto to see my friend.
 ウ    I want to visit America to study English.
 エ    I wanted something to eat an hour ago.

私は目を疑いました。
要するに、不定詞の「名詞的用法」か「形容詞的用法」か「副詞的用法」かを問うている問題なのですが、
未だにこういうふうに分類して、何用法かの違いを問題にして点数になるということに驚きました。
自分が中学生の時の昭和50年代から変わっていません。

日本人は英語を中学・高校で6年間も学ぶのに全然しゃべれない、というのは当時から言われていたことです。文法偏重だとか読み書き中心だとか散々指摘されて、会話重視に切り替えましょうとかやっていて、それなのに学校で不定詞の〇〇用法の違いを覚えること点数になる。
しかも教科書を見ると「後ろから訳す」と書いてある。
例えば、上記ウであれば、主語は「私」で、to不定詞以下を先に訳し、訪れるという動詞を修飾しているので副詞的用法となり、「~するために」となるから、「英語を勉強するために」そしてvisit Amerikaは後ろから前に「アメリカを訪れる」 そしてwant toだから「訪れたい」
これは、設問が名詞placesを修飾しているから形容詞的用法だからウは違うね。
な~んて説明を今でもしているらしい。

愕然!!

〇〇用法の違いを覚えて後ろから訳していって、会話でペラペラしゃべれますか??
〇〇用法の違いを覚えて後ろから訳していって、長文をスラスラ読めますか??

巷のいろいろな英語関連の本では、後戻り訳していても会話のスピードには追い付けませんとか、英語の語順のまま理解しましょうとか、何年も前から既に問題提起されています。

大西先生曰く不定詞は『足りないを補う』」
前述のウであれば、「私」「したい」「訪れる」「アメリカを」まで行ったとき、情報が不足しています。
(何のためにアメリカ行くの?)
この足りない情報を補うのがto以下なのです。
「勉強する」「英語を」

これでOK

残り
ア「私」「欲する」 (何を欲するのかな?)「なる」「テニスプレーヤー」「将来」
イ「私」「行った」「京都に」 (何をしに行ったのかな?)「会う」「私の友達に」
エ「私」「欲した」「何かもの」 (何かものって何かな?)「食べる」「1時間前」

英語の語順で理解するように努めているため、私の頭の中ではこのような順番でイメージを頭に浮かべて意味を理解していってます。これを自然な日本語になるように並べ替える作業は行っていないので、こんな形で書いてます。

 

中学生の時から不定詞は『足りないを補う』」という授業をやった方が良いと思うんだけどな。
〇〇用法は単なる分類。それは不定詞と動名詞は文法上別ですよと言っているのと同じレベル。
覚える必要は全く無いと思います。ましてやその違いなんて。

アミバ考

いきなりですが、皆さんはアミバって知っていますか?
昭和のアニメ「北斗の拳」に出てくるキャラクターの一人です。
今年は「北斗の拳35周年」だそうですね。

一般的には「病的ナルシスト」「狂気の偽物」などと、ジャギとならんで劇中最低の呼び声高いキャラクターですが、このアミバについてちょっと真面目に考えてみました。

 

アミバの有名なセリフに「俺は天才だ~!」があります。一般的にはこのセリフは「=身の程知らず」「=うぬぼれ」さらには「面白くないギャグ」ととらえられています。

 

しかし、アミバ少年がもしも幼少の頃から勉強もスポーツも周りの人より上手にでき、親をはじめ親戚、近所の人、同級生からも「アミバ君は勉強もスポーツもいつも一番。天才だね~!」と言われて育ったとしたらどうでしょう。実際、人一倍努力もしたし周りの期待にも応えていた。

学校を卒業し故郷から大都会へ出てみると、もっと頭のいい人、もっとスポーツが上手にできる人は五万といたのです。

かつては「天才」と呼ばれていました人が、大人になってからは「凡人」としか見られなくなる、そうすると何が起こるか。
周りからちやほやされなくなるのです。
名前もろくすっぽ覚えてもらえない「その他大勢のただの人」になってしまうのです。

まさに、「井の中の蛙大海を知らず」 「お山の大将」

そんな状況になり、こう思ったはずです。
「そんなはずはない!俺は子供の頃は人より何でもできた。人一倍努力もした。その俺が凡人であるはずがない。このままで終わるような俺ではない!」

 

そして199X年世界は核の炎に包まれたのです。
アミバ少年を褒めてくれた両親・親戚、友人たちは皆亡くなってしまいました。

アミバ青年には、「すごいね!さすがだね!天才だね!」と言ってくれる優しい両親も友達もいなくなってしまいました。元々頑張り屋さんだったアミバ青年は、大人になってからも幼少の頃と同様に「天才」と呼ばれるために、故郷のやさしかったみんなの思いが過去の忘れ去られるワンシーンでないように、南斗聖拳を学び、さらに「その他大勢のただの人」との違いを見せるため、一子相伝で広く学ばれていない北斗神拳さえも独習し、ケンシロウと互角に戦えるレベルまでに身につけたのでした。
いや、現に拳法の正統伝承者レベルでなければアミバには勝てなかったでしょう。そう、北斗の拳の世の中ではアミバに勝てる者は少数しかいなかった。

こう思ったはずです。
「どうだ!南斗聖拳北斗神拳も身につけることができた。凡人にできるか?俺が天才だからできたんだ!故郷のみんなが言ってくれたことは嘘ではなかったよ。」

 

そして、奇跡の村でトキに出会ってしまいます。しかもトキは北斗神拳の正統伝承者ではありません。そのことだけを見るとトキも自分と同じと思ったのでは。
そして、その時に今まで積み上げてきた自分のプライドがぶち壊されます。
「誰だか知らぬが」(→その他大勢扱いされた)
「この老人の足には時間がかかる」(→俺には俺の知っている秘孔があるのだ。ちょっと間違ったけど。)
「生兵法は使わぬことだ」(→てめえだって正統伝承者じゃねえだろ。俺は南斗聖拳北斗神拳も会得したんだぞ)

 

それでアミバのこんなセリフに繋がります。

「だが、誰も認めん。誰も奥義を授けようとはせん!トキも俺の天分を認めようとはしなかった。」

「俺を認めなかったバカどもをいずれ俺の前で平伏させてやるわ~!そして俺にバカどもが媚びるのだあ!」

「うくくっ!トキと俺とでは差があるというのか、俺が劣ると・・・。そんなわけはない、俺は天才だ!誰も俺には勝てん!!」

「くっ!トキ!トキ!トキ!どいつもこいつもトキ!なぜだ!なぜやつを認めてこの俺を認めねえんだ!!」


アミバの悲劇は、この世界においてごく少数しかいるはずのない自分より強いやつに出会ってしまったことでした。

 

でも、こういう話って、実は現実社会にも多々ある話ではないのでしょうか。
小さい頃は「神童」と呼ばれ、でも大人になって普通の人になる。
大多数の人は、世の中そんなものだと思って、ああ、昔そんなこともあったよね。で終わるのですが、
幼少の頃の持ち上げられ方と大人になってからの現実のギャップが大きい人、成績至上主義な人、人間の価値なんていろいろな見方があるということが分からない人、なんかは、アミバと似たような思考回路になるのではないでしょうか。いわゆる「いい子ちゃん」で育って大人になって引きこもるとか暴れるとか命を絶つとか・・・。

 

そう考えると、アミバの台詞には奥深いものがあると思ってしまうのです。

AFTER TWENTY YEARS

中学生の時の教科書は「NEW PRINCE」でした。残念ながら保管していませんが、初めて英語に接した書物でしたので、かなり印象に残っています。
3年生の教科書だったと思いますが、最後の単元にそれまでの会話文ではなく小説が載っていました。
それが、「AFTER TWENTY YEARS」でした。英語で小説を読めるという喜びと期待でとてもわくわくしたことを覚えています。劇画タッチの挿絵も格好良く、まだ見ぬ「大人」と「外国」の世界を垣間見たようで、ものすごく憧れを持ちました。

物語は、ニューヨークで生まれ育ったボブとジミーの親友同士が大人になって離ればなれになる時、一緒に最後に食事をしたこのレストランの前で、20年後の今日に今と同じ時刻に会おう」と約束します。そして20年後、レストランがあった場所にボブが現れます。時間30分前。そしてジミーを待ちますが、現れたのは・・・・。

大人になってから調べると、作者はO.HENRYで、とても有名な短編小説家で、「賢者の贈り物」や「最後の一葉」が有名ですね。で、読みたくなって対訳の載っている短編集を買いました。しかし、英文は使われている単語が難しすぎて読めません。注釈と対訳に頼って読んでいる状況です。

例えば、
The time was barely 10 o'clock at night ,but chilly gusts of wind with a taste of rain in them had well nigh depeopled the streets.
という文があります。

時刻は・・・barelyって見たことあるけど「ほとんどない」だったっけ?? まあ夜の10時頃ってことで、冷たいgusts・・・? nighって見たことないぞ!? depeopled?? peopleの反対の意味だから人いない?でedついているから動詞??the streetに前置詞が無いから他動詞??

こんな感じでスラスラ読めません。

ちなみに対訳では、「時刻はやっと午後十時になったばかりであったが、時々吹きよせる小雨まじりの身を切るようなはげしい風のため、通りにはほとんど人影がなかった。」となっています。

そうか、barelyには、やっととかかろうじてという意味もあるのですね。
gustsは激しい風?風って数えられる名詞なの??waterのように数えられない名詞で複数形は取らないのでは・・・と思い、高校時代の『旺文社エッセンシャル英和辞典』で調べてみると、なんと数えられる名詞一択しかありません。不思議です??ちなみにwindは数えられない名詞も数えられる名詞もどちらもあるようです。waterも調べてみます。基本は数えられない名詞ですが、しばしば複数形を取るということで、川水・湖水・海水の意味では例えば「on the waters海上で」「cross the waters海を越えて」の例が出ています。

日本語では、数えられる名詞・数えられない名詞を区別しないため、学習者にとっては一つの壁になっていますね。

もうひとつ行ってみましょう。
I'll be on my way. Hope your friend comes around all night.Going to call time on him sharp?
という文があります。

対訳では「さあ出かけるとしよう。友達がちゃんと来てくれるといいね。時間はかっきり待ったなしかね?」です。

2つの文はいいとして、Going to~の文が対訳を見ても英文と意味がつながりません。
考えてみました。
call on が「要求する」だから、文頭にAre youが省略されていて、「彼に時間を要求するつもり?」まではいけるんだけど、最後のsharpは何でしょうか?・・・辞書で調べると副詞「かっきり=punctually」という意味がありました。
対訳を見て時間をかけないとわかりません。
英検準1級保持者だったら、スラスラ読めるのでしょうか?

話すための英文法・場面別表現ルール2

第2弾です。
2.賛成する・同意する・承諾する
 相手の意見や提案・要求を受け、賛意や承諾の意思を表す語句を使って応じます。
 OK. All Right. I see. などの了承を表す表現で答えるか、
 That's nice. That sounds great. That must be fun.のようにプラスの評価を与える言い回しを使って答えるのが一般的です。

100%賛同なら、シンプルにこのような回答でいいのですが、実際の場面では例えば、
「明日天気だったら、いいよ」
「明日早く帰ってこれたら、いいよ」
「風邪が治ったら、いいよ」
のように、条件が付く場合が多いです。
英語でも「条件節」+「帰結節」の型があり、ifやunlessが使われます。

Why don't we go out to dinner tonight?(食事に行かない?)
If I can finish my report.Could you help me?(レポートが終わったらね。手伝ってくれない?)

Can I use your computer again tomorrow?(使っていい?)
As long as I don't have an urgent job. (急な仕事が入らなければ)

話すための英文法・場面別表現ルール

相当以前に購入した英語雑誌に、タイトルのような特集がありました。
「あるメッセージを伝えるために、どのようなルールが使われているか」に特化した文法の使い方です。
とても役に立つと思いますので、今後、紹介していきたいと思います。
 1.後悔の念を示す・残念がる
 2.賛成する・同意する・承諾する
 3.推移・展開を述べる
 4.ためらい・遠慮の気持ちを表す
 5.提案する・勧誘する
 6.反論する・反発する
 7.皮肉を言う
 8.不満・怒りを表明する
 9.要求する・依頼する
10.要点を明確にする

では、まず
1.後悔の念を示す・残念がる
 一般的に知られた表現では、 It's regrettable that ~ や I'm sorry ~ などがありますが、さらに、仮定法過去完了で後悔の念を強調することができます。

・・・だったら~したのに」と、過去の時点において現実には起こらなかったことが
もし起こっていた(=・・・だったら)としたら、~したのになあ

と言いたい場合は仮定法過去完了で表現します。
作り方は、
「・・・だったら」 If+主語+had+動詞の過去分詞+・・・,
「~したのに」 主語+助動詞の過去形+have+動詞の過去分詞+~


If only I had left the party with Doris,I wouldn't have been stuck cleaning up afterwards.
(ドリスと一緒にパーティーを後にしていれば、後片付けを押し付けられずに済んだのになあ)

文法を解説すると、
「・・・だったら」の部分は条件節で、IF+過去完了形で作り、
「~したのに」の部分は帰結節で、助動詞の過去形+完了不定詞であらわします。


この型には、どちらにも後悔の念や残念な気持ちが含まれていると考えられています。
したがって、どちらか一方だけを使って同様の気持ちを表す場合もあります。
日本語でもそうですよね。
「ドリスと一緒にパーティーを後にしていればなあ。(あんなことにならなかったのに)」
「(ああしておけば)後片付けを押し付けられずに済んだのになあ)」

 

例文:If I had voted against him,he would have had to resign.
   (もし私が彼に反対投票したら、彼は辞職しなければならなかっただろう。)
   What would have happened if I hadn't smelled gas?
   (私がガス漏れに気づかなったら、何が起こっていただろう。


条件節だけの場合

Had I but thought of it beforehead!(それを事前に知っていれば!)

If I had but thought of・・・の普通の語順の強調に比べ、より後悔のニュアンスが強く伝わります。
また、I wish I had thought・・・と言い換えることもできます。

 

帰結節だけの場合
Mr.Raymond should have been here!(レイモンドさんがここにいればよかったのに

古い教材

自己紹介でも書いたように、14年前に一旦英語学習をやめていました。
そのころまでに買った英語関連の本や当時のNHKテキストは今でも捨てずに保管してあります。
これが結構な量になります。

昨年から英語の勉強を再スタートしたのですが、書店に行くといろいろな英語の本が発売されています。
そしてNHK講座も趣向を凝らした魅力的な講座がいっぱい。
ああ・・・全ての本を一日中見ていたい・・・
でも、それらを買うお金がもったいない。すべてを見る時間も現実にはありません。

 

あれやこれやと目新しいモノに手を出していっても、結局一読しただけで終わってしまう。書籍の量だけが増えて英語の実力は比例して伸びていない、という状況に陥ってしまいます。

 

新しい物を買わなくても、以前に買った膨大な書籍があるではないか。これらをマスターすることが先ではないか。

 

時間とお金は有限なのです!

 

そう思い、昨年英語学習を再開してからは、NHKラジオ「高校生から始める現代英語」と「Enjoy simple English」のテキスト数か月分しか買っていません。今年度の「ラジオ英会話」は大西泰斗先生が講師でかなり迷いましたが、テキストは買わずListening専門としました。

ただ、言葉は生き物です。特にビジネスの世界では14年も経てば当時では考えられなかったことが現実になっていたりするでしょう。

これについては、NHKワールドTVBBCや英字新聞で補うこととし、ビジネス英語は今持っている教材で英語力の底上げをしてから最新の講座で学習しようと考えています。