モリゴローの雑記帳

英検準1級を目指すアラフィフお父さんのブログ

関係代名詞と関係副詞

安河内哲也先生の動画を見ていたら、関係代名詞と関係副詞のことを説明していました。

関係副詞と関係代名詞の区別は、場所なのか物なのかではなく、その後ろの文が完全(S+ViorS+Vt+OorS+V+前置詞+名詞)か不完全か(S+Vt+無し)であるということ。

Tell me the place        you want to visit tomorrow.

アンダーラインに入るのは下記のうちどれでしょう。
① where
② when
③ why
④ which

私なら、the placeがあるから①whereでしょ?と単純に答えていました。

しかし、  の前を見るのではなく後ろの文を見る。
visitが他動詞であるためにその後ろに目的語を取るべきなのに抜けている場合、それを補うのは関係代名詞なので、④whichが正解なのです。

こういうのを曖昧にしているのが中級者を脱却できない原因!!

さらに難しい問題。

I have been to the place      in his talk.

アンダーラインに入るのは下記のうちどれでしょう。
①where he spoke of
②where he spoke
③that he spoke
④which he spoke of
⑤of that he spoke

ここで注目するのは、speakが自動詞の場合と他動詞の場合があり、
自動詞の場合はspeak of/about +名詞 と使い、
他動詞の場合はspeak +言葉(日本語とかロシア語とか)と使うということです。

今回の場合はどちらか?意味で考えると、英語とかドイツ語の話ではなく場所について話す話題のことなので自動詞。
①は、he spoke of で止まると不完全な文。不完全な文だと関係代名詞whichかthatが来るべきなので不正解。
②は、例文はトピックで話した場所のことで行為として話したことではないので不正解。
③は、関係代名詞thatが来る場合は語尾がhe spoke ofのように不完全でなければならないので不正解。
④は、関係代名詞whichが来る場合は語尾がhe spoke ofのように不完全でなければならないので正解。
⑤は、thatが関係代名詞の場合はofを前に持っていくことができないので不正解。of whichなら正解。

自動詞他動詞の理解があればこのような問題が解けるということです。

これが解けないのが中級者を脱却できない原因!!TOEICのReadingScoreが上がらない原因なのですね。