モリゴローの雑記帳

英検準1級を目指すアラフィフお父さんのブログ

比較表現を気軽に2

「さらに比較表現を気軽に」の第2弾です。ラジオ英会話ではthanの後ろを節にして使いこなす用法をとりあげていました。

He looks older than he actually is.(実際の年齢よりも上に見える)

He is not as old as he looks.(見かけほど年を取っていない)

The situation is not as bad as it may seem.(見た目ほど悪くない)

I'm happier than I've ever been.(今までで一番幸せ)

It's much hotter here than we thought.(思ったより暑い)

いずれも日本語の会話ではよく使う表現だと思います。

英語を聞けば意味はなんとか正確にわかるのですが、日本語から英語にするとなると途端に躓きます。

たとえば、 than he actually is がスラスラと出てくるか?

イメージを英語で表現してみましょうのコーナーで、「クリスは見かけよりもはるかに賢いよ」を英文にしてみます。
Cris is much clever・・・あれ?clevererかな?than・・・「見かけよりも」ってどう言うの?we lookかな。

正解は
Cris is a lot smarter than he looks.

彼がそう(smartに)見えるよりはるかにsmartだ。として英文を作っているのですが、会話ではこういう理屈を追いかけて文を作っている暇はありません。どれくらい文が頭に入っているかが勝負なのです。

と大西先生が強調されていました。

いやー全くそのとおりです。イメージしたことがしゃべれないということは、しゃべり方が分からないということであり、それは文が頭に入っていないということなんですね。

難しい英文を読んで理解し単語を覚えていくことも必要ですが、speakingのためのこういう英文を頭に蓄積する作業も同じくらい必要なのですよね。